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はじめまして。
ギター/ベースでサポート参加させて頂いているカマヤシと申します。 (前記事に掲載されているギターを持った人物が僕です) はじめての書き込みですので、何を書いてよいのやら…という感じですが 一応、長らく音楽に関ってきた者として、ひとつ音楽の話題を。 先日「コーポ北加賀屋」で開催された、ミニマルミュージックの巨匠フィル・二ブロック(Phill Niblock)のパフォーマンス【 [The Movement of People Working] フィル・ニブロック展+新作による演奏会】に足を運んだ。 まず「コーポ」の言葉が示す通り、そこは住居である。しかし兼倉庫でもある。 どうやら、アーティストが集って住まう空間らしく、また倉庫部分はフリースペースとなっており、そこでは住民達が夜な夜な、ジャンルの垣根を越えて横断的かつ濃密な議論を交わすという。 と、そんな素晴らしい場所で行われたフィルのパフォーマンス。 すでに御存知の方も多いかと思うが、彼の作品はドローンである。 倉庫の一室で、暗闇の中ドローンを聴くという不思議体験。 また正面にはスクリーンが配置され、手仕事をする人々の映像が二分割で映し出される。 それらを観客は、それぞれ椅子に座って鑑賞する。 僕もまた椅子に腰掛けて、フィルの生み出す空間を体験した。 しかし、僕ははじめから違和感を拭い去ることができなかった。 それというのも終始、短調でミニマルな電子音(抽象)と同時に手仕事の映像(具象?)との、あまりに両極端な組み合わせにあった。 「なぜフィルはこれら二つを同時に提示するのか」 といった問いが鑑賞中、僕の頭を駆け巡った。 が、やがてパフォーマンスも半ばに差し掛かる頃(全体では2時間)になって 次第にフィルのミニマル電子音が映像に対し、 完全にBGMとして機能し始めていることに気付いた。 むしろ音がすべて映像に回収されている、といった方が正確かもしれない。 極端に言えば、そこは映像のみ存在する空間となっていた。映像>音楽の構図。 (おそらく観客みな、同じような感覚に陥ったのではないか) だが、それを踏まえ淡々と映される手仕事映像に内在する「意味」までは 僕にはわからなかった。 あえて言えば、それは「意味」を越え「運動」となり、 そこで我々は改めて「手仕事」の神秘を発見するのだろう。 と、長々判った風に書きましたが、僕途中寝てましたw (同行した友人もまた爆睡しており起床後 「ドローンは寝るために鳴る」との名言を残しました) パフォーマンス終了後、コーポ北加賀屋に拠点をかまえる建築事務所dot architectsの家成さん、そして建築学生グループus/itの方々にお会いした。 倉庫に急遽用意されたバーカウンターにて、家成さんのつくるお酒(おいしかった!)を飲みながら、建築、思想、情報工学、社会学、そして音楽についてまで横断的(!)かつ非常におもしろいお話を伺うなどした。 (それにしても建築家の方々はお話上手だなあ、といつも思う) パフォーマンス、その後の議論共にとても充実した1日でした! そして僕の財布は日に日に軽くなっていく… (その分、良い経験ができました!) ところで、こんな内容でよかったのだろうか… もっとアニメとか西尾維新とかの話題を書くべきだったのでは…汗 Phill Niblock HP http://www.phillniblock.com/ dot architects HP http://www.tcct.zaq.ne.jp/dot/ us/it blog http://agitating.exblog.jp/
by lydiagrave
| 2010-03-01 00:20
| 音楽のこと
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